食品表示検定の初級の合格率

初級食品表示診断士と中級食品表示診断士の資格を持つ管理人です。
「会社の昇進要項で食品表示検定初級の合格が必須だ」、「自己研磨で食品表示検定初級を勉強したい」など食品表示検定の受験を考えている方に向けて食品表示検定初級の概要から合格率までを紹介していきます。
そもそも食品表示検定・初級とは?
食品表示検定は上級・中級・初級とありますが、その中でも初級は、全ての食に携わる人にとって登竜門的な位置付けの資格になります。
登竜門的な、と記述しましたが、これはつまり就職活動中の学生や異業種から食品業界に転職する社会人の人でも、しっかりと学習をすれば取得できる難易度の高くない資格になります。
それでも一夜漬けで取得できる資格ではないので、しっかりと対策と傾向を理解した上で学習に励むことが必要になります。
試験概要
第25回 初級試験(2022年6月1日(水)~6月21日(火))の試験概要になります。
試験日程 | 年2回 |
---|---|
試験会場 | 全国47都道府県にあるテストセンター |
受験資格 | だれでも可 |
試験方式 | CBT方式による選択問題(全75問) |
試験時間 | 90分間 |
受験料 | 5,280円(税込)※団体割引あり |
試験内容 | 改訂7版・食品表示検定の認定テキスト・初級からの基礎知識。またそれを理解したうえでの応用力を問う問題。 |
合格基準 | 100点満点中70点以上 |
2021年まではマークシート問題でしたが、新型コロナウィルスを機に、CTB方式の試験方式へ移行になりました。
食品表示検定の合格率
先述しましたが、食品表示検定初級の合格基準は100点満点中の70点以上をとる必要があります。
ここに過去10年間の受験結果、合格率をまとめました。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
合計 | 50,082 | 29,731 | 59.3% |
2021年 | 5,306 | 3,332 | 63.3% |
2020年 | 3,230 | 2,248 | 69.6% |
2019年 | 5,895 | 3,747 | 63.5% |
2018年 | 6,062 | 3,890 | 64.1% |
2017年 | 5,758 | 3,652 | 63.4% |
2016年 | 5,092 | 2,428 | 47.6% |
2015年 | 4,674 | 2,990 | 63.9% |
2014年 | 5,552 | 2,802 | 50.4% |
2013年 | 4,834 | 2,478 | 51.2% |
2012年 | 3,679 | 2,164 | 58.8% |
※2020年は新型コロナウィルスの影響で受験者数が大きく減少していました。
※2016年に合格率が大きく下がったのは、2015年4月1日から食品表示法が新しく施行され、食品表示検定もこの年から食品表示法に対応した試験問題を出題したために、受験者側の受験対策ができていなかったことが考えられます。
合格率は高い回で69.6%と70%近くで、昨今は参考書に加えて問題集も発刊され合格率が比較的上がりました。
合格するために
必要な勉強時間
合格率が69.6%の約70%、つまり10人中7人は合格できるレベルの資格であることがわかりました。
実際に私も学習しましたが、試験に必要な学習期間は80時間くらいではないでしょうか。
私の場合は、平日は1時間で土日は約5時間を学習時間に費やし、それを8週間続けました。
学習方法
過去問を入手して、何度も解いて、間違えたところを参考書で見直すことを繰り返しました。
過去問は既に合格した先輩社員から入手したり、今ではメルカリでも販売がされています。
また最近ではwebアプリのフードイグザム を利用すれば極めて短期間で効率的な学習を進められることができます。
その他
その他、会社が主催する食品表示検定の対策セミナーにも参加しました。
過去の試験からの出題傾向や、学習者が間違えやすい問題をピックアップされ満足できる内容でした。
対策セミナーでは実際に過去の問題から想定される試験問題も配られ、それらは大いに役立ちました。
まとめ
食品表示検定初級は、過去10年間で50,082人が受験し、その内合格基準の70点を29,731人が超え、合格率は59.3%ということがわかりました。
是非当記事を参考に、あなたも受験に挑戦してみてはいかがでしょうか。